1994 年
3月12日 第12回総会
総会記念講演「フランスの医師・フランスの病院」(中田真木氏*)
3月 日仏会館・日仏関連学会に加入( 登録名称:「日仏女性研究学会」)
4月22日 講演会「働きつづけたい女たちへのメッセージ ─ 日本的経営から見た女性労働」(竹中恵美子氏*)
4月 総理府・男女共同参画室に関与する団体となる
5月28日 「EC/EUと女性」プロジェクト公開講座「EC法の基礎」(石川敏行氏)
6月13日 日仏会館 <フランス文化を考える会> の講演とパネル討論「フランス女性の現在(いま)」においてセンター会員(林瑞枝氏 神尾真知子氏 舩橋惠子氏)が講演
6月18日 「EC/EUと女性」プロジェクト公開講座「EC法の実効性」(伊藤洋一氏)
7月 翻訳書『母親の社会史 ─ 中世から現代まで』(筑摩書房)刊行
10月22日 「EC/EUと女性」プロジェクト公開講座「ECの女性政策」(三井マリ子氏)
11月12日 シンポジウム「女性史が語る、日本の母性・フランスの母性」(長谷川イザベル氏* 脇田晴子氏)
11月19日 「EC/EUと女性」プロジェクト公開講座「欧州連合の動きと問題点」(中曽根佐織氏)
◇『センター通信』第39~40号、『女性空間』第11 号(「講演会・シンポジウム報告集」)発行
1995 年
1月28日 「EC/EUと女性」プロジェクト公開講座「ECの子育て支援および家族政策をめぐって」(岩上真珠氏*)
3月 4日 「EC/EUと女性」プロジェクト公開講座「EC/EUの女性とローマ・カトリック教会」(支倉寿子氏*)
3月11日 第13回総会
総会記念講演「女性と芸術」(小林緑氏* 猿渡紀代子氏*)
3月 「会員名簿」発行
6月22日 「EC/EUと女性」プロジェクト公開講座「フランスの女性政策」(植野妙実子氏*)
7月 8日 会員交流セミナー:講演「イスラムと女性」(鳥居千代香氏*)& 日仏会館図書室見学(岡田恵子氏*)
10月『女性研究・文献リスト』刊行
翻訳書『フェミニズムから見た母性』(勁草書房)刊行
12月 2日 講演会「私の見てきた日本の政治;世界の女性」(久保田真苗氏*)
◇『センター通信』第43~46号、『女性空間』第12 号(特集「家族」)発行
1996 年
3月 9日 第14回 総会
総会記念講演「フィリピンの女性たち ─ 法と現実」(神尾真知子氏*)
4月 「EC/ EUと女性 」プロジェクト、「ヨーロッパ統合とジェンダー ─ 統合が女性にもたらしたものは」 を『時の法令』誌に連載開始
6月 翻訳書『老いの歴史』(筑摩書房)刊行
7月13日 会員交流セミナー「フェミナン/フェミニテ/ファッション」(日置久子氏* 西村愛子氏* 芝崎和美氏*)
12月13日 講演会「イタリアの女性と労働 ─ 組織とジェンダーをとおして」(小寺京子氏* 松浦千誉氏*)
12月 「センター紹介パンフレット」(暫定版)発行
◇『センター通信』第47~50号、『女性空間』第13 号(特集「女性と芸術」)発行
1997 年
3月 8日 第15回総会(年会費等について規約改正)
総会記念講演「戦後ドイツのフェミニズム ─ 統一後に見えてきたもの」(寺崎あき子氏*)
4月 翻訳書『決定版 第二の性』(新潮社)刊行
7月14日 会員交流セミナー「21世紀 へ向けてセンターへの思いを語る」
11月15日 シンポジウム「子育ての現場から ─ 何が子どもをそこない、何が子どもを救うのか」(田中喜美子氏* 森田千恵氏* 高橋由紀氏*)
12月 3日 座談会「ミシェル・ペローさんを囲む会」(ミシェル・ペロー氏)
◇ 研究グループ「比較産育研究会」「『第二の性』を原文で読み直す会」、活動終了
◇『女性情報ファイル』(『センター通信』を改称) 第51~54号、『女性空間』第14 号(特集「女が自分を語るとき」)発行
1998 年
3月 7日 第16回総会
総会記念講演「日本女性の静かな革命」(アンヌ・ガリーグ=テスタール氏)
7月 4日 会員交流セミナー:仏映画『かごの中の子供たち』の鑑賞と懇談
9月 編訳書『女たちのフランス思想』(勁草書房)刊行
10月 9日 講演会「ルネサンスのイタリア都市における公の空間と女性」(C・クラピシュ・ズベール氏)
〔比較都市史研究会、周縁・媒介・アイディンティティ研究会と共催〕
10月~12月 連続国際セミナー「日本のフェミニズムを越えて ― フランスと日本の男女関係のちがいはどこにあるか」
10 月31日 :講演「リプロダクティヴ・ライツのいま ー 生殖技術と優生思想」( 中嶋公子氏* ) 講演「多様な家族 ― 脱制度化」(林瑞枝氏*)/ 11月7日 :講演「男性はどこまで家事・育児を引き受けているか ― 現代の子育てシステム比較」(舩橋惠子氏*) 講演「フランス女性の経済力のつけ方 ― 一人でも子持ちでも生きていける社会」(神尾真知子氏*)/ 11月14日 :講演「フランス女性研究の過去・現在・未来」(棚沢直子氏*)/ 12月5日 :講演「フランスのフェミニスト研究の諸問題 ― 性社会関係論をめぐって」(アンヌ=マリー・ドゥヴルー氏) ディスカッション「日仏比較の必要性はどこにあるのか」(前記の講師6名&長谷川イザベル氏*)
12月19日 日仏会館主催・日仏諸学会総合シンポジウム「日本にとってフランスとは」・第2セッション「日仏社会の比較と反省」に参加:講演「5月革命後のフランスの家族像の変貌」(林瑞枝氏*)
◇「EC/ EUと女性 」プロジェクト、活動終了
◇ 研究グループ「フランス労働法研究会」、「現代フランス社会研究会」と改称
◇ 『女性情報ファイル』第55~58号、『女性空間』第15号(特集「女性と暴力」)発行
1999 年
1月 国際シンポジウム「『第二の性』刊行50周年」(1月19日 ~23日 ・パリ)に協賛団体として参画;
本会会員2名(井上たか子氏・棚沢直子氏)が発表
3月13日 第17回 定期総会
講演会「フランスにおける乳幼児保育の形態の多様化 ― 女性の就業率の増加を通して考える」
(オルガ・ボドロー氏)
4月 日仏共同研究「女性研究における日仏比較 ― 新しい比較方法論の必要性をめぐって」(日仏会館共同研究事業・石橋財団助成/1999年4月~2001年3月 )開始
6月26日 会員交流セミナー:講演「イタリア・トスカーナの心地よさ ― 古都シエナの女性活動紹介」(山口順子氏*)
12月 4日 日仏女性研究シンポジウム「文化間のずれと誤解をめぐって ― 女性研究における新しい比較方法をさぐる」(上記日仏共同研究の初年度における研究成果の総括/日仏会館と共催)
講演:「単一的普遍主義から複数性普遍主義へ ― 対話的普遍に向けて」(フランソワーズ・コラン氏)
「男女関係と国際比較 ― 差異の概念は何に役立つのか」(アンヌ=マリー・ドゥヴルー氏)
「西欧の普遍性と日本の特殊性をめぐって ― 『國體の本義』の読解から出発して」(棚沢直子氏*)
「日本型近代家族の変遷?― 比較史の可能性と問題点」(西川祐子氏*)
討論:「新しい比較方法をさぐる」(パネラー:上記4名の講師 司会:林瑞枝氏*)
◇ 研究グループ「パリテ研究会」発足
◇ 『女性情報ファイル』第59~62号、『女性空間』第16号(特集「買われる性 ― 女性と子ども」)発行
◇ 連続国際セミナー報告書『日本のフェミニズムを越えて ― フランスと日本の男女関係のちがいはどこにあるか』刊行
2000 年
3月11日 第18回 定期総会
講演会「アフリカ人女性作家の世界 ― サハラ以南のフランス語公用語圏の場合 ―」(元木淳子氏*)
7月8日 会員交流セミナー:講演「日仏女性資料センターの21世紀に向けて-私たちの活動の情報化を考える」(山口順子氏*)
6月 翻訳書『女性と暴力-世界のおんなたちは告発する』(未来社)刊行
12月 1日・2日 日仏女性研究シンポジウム「権力と女性表象 ― 日本の女性たちが発言する」(上記日仏共同研究の第2年度における研究成果の総括/日仏会館と共催/協賛:『グリフ手帖』・IRESCO-CNRS/会場:パリ日本文化会館)
◇12月 1日:映画の夕べ〔司会:ミシェル・ペロー氏/映画上映:「第七官界彷徨-尾崎翠を探して」/トークショー:浜野佐知氏 &ジャッキー・ビュエ氏
◇12 月 2日:シンポジウム〔あいさつ:磯村尚徳氏/シンポジウムの主旨説明:棚沢直子氏*&アンヌ=マリ-・ドゥヴル-氏〕〔発表・討論〕第1部:古代~近世 (6世紀~19世紀 )〔司会:ピエール・スイリ氏〕「古代の政治権力と女性」(荒木敏夫氏)「女性の位置とその変遷(10世紀 ~19世紀 )」(服藤早苗氏)/第2部:近代(1868年 ~1970 年代)〔司会:クレール・ドダヌ氏〕「近代天皇制国家とジェンダー表象」(舘かおる氏)「<銃後>の女性と植民地主義」(加納実紀代氏)/第3部:現代 (1970年代 ~2000 年)〔司会:フランソワーズ・コラン氏〕「女たちの居心地のよさ・わるさ-社会における女の状況-」(中嶋公子氏*)「日本の家族とその解体-女性作家と 女性漫画家-」(佐藤浩子氏* )/まとめ:エリカ・アプフェルボム氏
◇『女性情報ファイル』第63~66号、『女性空間』第17号(特集「子どもと教育」)発行
2001 年
3月10日 第19回定期総会
ビデオ上映会「日仏女性研究シンポジウムの記録」〔シンポジウム「権力と女性表象-日本の女性たちが 発言する」の記録ビデオをハイライト形式で上映〕
6月30日 会員交流セミナー:講演「フランスにおけるアフリカ人移民の現状-セネガル・ソニンケ人を通して考える」(井形和正氏*)
7月 本会ホームページ開設
東南アジアにおけるフランス語圏セミナー「男と女:フランスとアジアにおける女の位置、変遷と展望」(7月9日 ~12日/シンガポール)に本会会員2名(佐藤浩子氏・棚沢直子氏)が参加・発表
◇『女性情報ファイル』第67~70号、『女性空間』第18号(特集「ジェンダー・越境・異邦人」)発行
2002年
3月 9日 第20回定期総会
総会記念講演「ジェルメーヌ・タイユフェール讃 ― 20世紀前半のフランス文化を先駆けた女性作曲家」(小林緑*)
7 月13日 会員交流セミナー:日仏女性研究シンポジウム「娘と息子が描く母のイメージ・父のイメージ―ボーヴォワール、クリステヴァ、イリガライ、コフマンから考え る」 ●発表:新しい比較方法論の概念化の試み―デリダとリュディネスコの対話から」(棚沢直子*) 「『第二の性』における母‐息子の関係」(中嶋公子*) 「クリステヴァとコランによるハンナ・アレント論の比較研究」(木村信子*) 「イリガライと高群逸枝の母‐娘関係論の比較研究」(天野千穂子*) 「サラ・コフマンによるカント、ルソーの母‐息子関係(棚沢直子*)
12月6日・7日 日仏シンポジウム「<母><父>―どこまで来たか?―」〔共催:東京日仏学院・フランス大使館文化部 / 協力:日仏会館〕
◇12月6日 映画上映:「タンギー」「老親」 シンポジウム ●発表:「<母><父>― どこまで来たか?」(マリー=ブランシュ・タオン)「<母><父>―どこまで来たか?」(棚沢直子*) 「大江健三郎における「母」」(アンドレ・シガノス)
◇12 月7日 シンポジウム ●発表:「母‐父‐子:日本の家族における権力の構成 (1867-1945)」(加納実紀代)「母‐父‐子:フランスの家族における権力の構成 (1850-1940)」(ガブリエル・ウーブル) 「母-子関係:日本における現代の問題」(斎藤学) 「母-子関係:フランスにおける現代の問題」(アルド・ナウリ)
●パネル・ディスカッション(司会:アンヌ=マリー・ドゥヴルー)
◇『女性情報ファイル』第71~74号、『女性空間』第19号(特集「フランス市民社会のパラダイム変革か?」)発行
◇ 日仏共同研究報告書『女性研究における日仏比較 ― 新しい比較方法論の必要性をめぐって―』刊行
2003年<20周年>
3月15日 第21回定期総会
記念講演「<私>と<公>の間で」〔井上たか子*〕
6月 『女性空間』第20号(20周年記念特別号・特集「フランス:<公>空間・<私>空間は男女平等に向かってどこまで拓かれたか」)発行
7月4日 講演「フランス女性の歩み―<私>と<公>の間で」(イレーヌ・テリー)〔共催:日仏会館/協賛:フランス大使館〕
7月5日・6日 シンポジウム(日仏会館・日仏文化講座)「ジェンダーが拓く<私>空間と<公>空間―フランス、そして日本」〔共催:日仏会館/協賛:フランス大使館〕
◇ 7月5日 ●主旨説明(井上たか子*) ●報告:「女性の身体:性暴力・家庭内暴力と法」(上野芳久*)「労働市場への進出:仕事と家庭の“はざま”」(神尾真知子*)「政界への進出:パリテ」(石田久仁子*)●コメント(イレーヌ・テリー)
◇7月6日 ●報告:「<私>と<公>、境界線の移動とすきま」(西川祐子*)「<私>空間としての家族の変貌」(海老坂武*)●総合討論:イレーヌ・テリー&全報告者*(司会:井上たか子*)
7月6日 設立20周年記念パーティ
12月13-14日 女性情報国際フォーラム「女性情報のグローバルなネットワークをめざして―女性情報によるエンパワーメント戦略の展望と提言」(主催:国立女性教育会館/共催:文部科学省)において当会の活動に関して発表(中嶋公子*)
◇『女性情報ファイル』第75~78号発行
◇ 研究グループ〈パリテ研究会〉活動終了
◇ 研究グループ〈フランス社会とジェンダー研究会〉発足
2004年
3月15日 第22回定期総会・記念講演「十九世紀フランス女性作家ジョルジュ・サンドの現代性―生誕二百年記念」●「第三の性」の作家・ジョルジュ・サンド(西尾治子氏*)● アンディアナという女性(石橋美恵子氏*)
10月16-17日/23-24日 シンポジウム「ジョルジュ・サンド生誕二百年記念シンポジウム―ジョルジュ・サンドの二十一世紀への遺産(主催:日本ジョルジュ・サンド研究会)に協賛団体として協力
◇『女性情報ファイル』第79~82号、『女性空間』第21号(講演会・シンポジウム報告集)発行